使ってはいけないまつ毛美容液：危険なメーカーの特徴を知って安全なまつ毛ケアを

まつ毛美容液は、健やかで美しいまつ毛を維持するのに便利なアイテムです。しかし、デリケートな目元につけるものであるため、危険なメーカーや商品を使うと安全性の懸念があります。まつ毛美容液の安全性に焦点を当て、使ってはいけないまつ毛美容液や危険なメーカーの特徴、安全でおすすめなまつ毛美容液を紹介します。

使ってはいけないまつ毛美容液の特徴
安全なまつ毛ケアのポイント
おすすめのまつ毛美容液
まとめ

使ってはいけないまつ毛美容液の特徴

まつ毛美容液の中には、安全性や品質管理が不十分なものが存在します。注意すべき危険なメーカーは以下の通りで、使ってはいけないまつ毛美容液の特徴を理由付きで紹介します。

医薬品成分を含む製品を医師の許可なく取り扱う危険なメーカー：医薬品区分のまつ毛美容液やまつ毛育毛剤を医師の許可なく取り扱うメーカーは避けるべきです。
安全性や品質管理が不十分なメーカー：メーカーが適切な品質管理や安全性の確保を怠っている場合、製品の安全性が保証されません。製造過程での不衛生な状態や、成分の正確な表示がない場合などがその例です。
誇大広告を行っているメーカー：実際の効果よりも誇大広告を行っているメーカーには注意が必要です。消費者が誤解しやすい表現や誇大広告が行われている場合、その製品は安全ではありません。

危険なメーカーのまつ毛美容液

一般的に市販されているまつ毛美容液は化粧品区分であり、まつ毛育毛剤という医薬品区分の商品が医師の許可なしで出回ることはありません。そのため、医薬品区分のまつ毛美容液やまつ毛育毛剤が簡単に手に入る方法で売られている場合には、非正規ルートの危険なメーカーです。

具体的には、ルミガンやケアプロストをはじめとするまつ毛育毛剤を医師の指導なしで使うと、色素沈着を起こしたり、角膜を傷つけたり、眼圧低下を招いたりする可能性があります。安全なまつ毛美容液を選ぶ際には、製品の信頼性や医師の指導を確認することが重要です。

アヴァンセは髪の育毛剤として医薬部外品のため、まつ毛美容液として使用するには危険です。

成分が強すぎるもの

ビマトプロストやラタノプロストなどのプロスタグランジン類似物質は、まつ毛の成長を促進するために使用されます。これらの成分は、眼科医による処方箋が必要な医薬品として扱われることがあります。

参考：医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質（原材料）リスト

イソプロピルクロプロステネートやエチルタフルプロスタミドも、科学的な根拠や安全性に関してはまだ不明な点が多く、目の周りにトラブルを引き起こしかねないため、仕様は慎重に検討するべきとされています。

参考：香粧品の品質確保とレギュラトリーサイエンス

育毛成分以外に抗菌剤や防腐剤で強い成分が含まれるまつ毛美容液も、敏感肌の方は刺激として色素沈着や肌トラブルなどが発生する可能性があります。

緑内障として使用していたルミガンやビマトプロスト成分の副作用の一定長さで抜け落ちるはずのまつ毛が伸び続ける現象を活用したものは、肌の炎症以外にまぶたが垂れてきたり、くぼんできたりするという報告もあるようです。

国内正規ルートで販売されていないもの

日本と海外で使用が許可されている成分は異なるため、海外正規品でも日本では取り扱っていない場合もあります。

また、正規品に関しては特に公式店舗の場合には適切な環境下で保管し、使用期限をきちんと管理している一方、個人や並行輸入品は品質管理方法に懸念があります。

箱や容器を似せた偽物のこともあるため、目元というデリケートな部分に使うまつ毛美容液は正規品の購入をおすすめします。

エマーキッド製品に関してXで非正規品の情報も発信されていますし、正規取扱店マークを設置しているブランドもあるため、見極めの参考にしましょう。

安全なまつ毛ケアのポイント

色素沈着しないまつ毛美容液を選ぶ

染みたり、色素沈着したりしないまつ毛美容液を選ぶことは、目元への刺激や肌荒れを防ぐ上で重要です。色素沈着の原因や注意点については、以下の記事で詳しく説明しています。

まつ毛美容液で色素沈着しないものを実際に使用した結果を踏まえて紹介

まつ毛美容液で色素沈着しないものを実際に使用した結果を踏まえて紹介まつげにハリやこしを出しつつ、染みない、色素沈着しないものをお探しの方へ、実体験からおすすめのまつ毛美容液をご紹介します。伸びると評判ながら色素沈着リスクが高いエマーキッ

ラッシュアディクトにはプロスタグランジン系の成分は含まれておらず、色素沈着しないまつ毛美容液として紹介している記事が多くありますが、実際には使用者からの色素沈着に関する報告が相次いでいます。このような報告を踏まえると、ラッシュアディクトが色素沈着しないまつ毛美容液であるという主張には疑問が残ります。

実際に使用した方の口コミをチェック（できれば同じ肌タイプの）したり、医師に相談したりするのも有効です。私は、良いレビューよりも悪い口コミを特に参考にしています。

事前にパッチテストをする

前述のとおり、肌が弱い場合には、プロスタグランジン系の成分が入っていなくても、エタノールや界面活性剤、防腐剤といった成分でも刺激と捉えられる場合があります。綿棒などに取ったまつ毛美容液を腕の内側に少量付け、一定時間置いてから様子を見て問題ないことを確認してからまつ毛ケアを行いましょう。

	TALIKA paris （タリカパリ）リポシルズアイラッシュセラム EX	BIMAGE （ビマージュ）アイラッシュマジック	UZU （ウズ）まつ毛美容液

タイプ	ブラシ＋スポンジ	コーム	指で塗る
伸びる	★★★★★	★★	–
容量	昼8.5ml 夜8.5ml	6ml	7g
用途	本気のケア	手軽にケア	目元まとめてケア
注目すべき成分	加水分解シルクパルミトイルオリゴペプチド	パンテノールビオチノイルトリペプチド-1	パンテノールビオチノイルトリペプチド-1
口コミ¹	〇：色素沈着しない、ハリこしが出る、伸びる、ブラシが大きくて使いやすい △：値段が上がっている、可もなく不可もなく	〇お手頃、1本1本塗りやすい、ブラシが長短ありしたまつ毛も塗りやすい △液だれする、つけまつ毛にひっかかる	〇ボリュームアップ、まぶた全体の血行が整う、ハリこしが増した、まぶたの小じわが目立たなくなった △容器が硬すぎる。ある程度使うと出しにくくなる、

まとめ

使ってはいけないまつ毛美容液や危険なメーカーの特徴を理解し、安全なまつ毛美容液を選ぶことは、健康なまつ毛を保つために重要です。まつ毛美容液に使われている成分が化粧品の範疇を超えておらず刺激が強いものでないこと、販売ルートが確かであること、は購入前に必ず確認しましょう。口コミを参考にする場合には、信頼に値する情報源から得られたものかつマイナスレビューは念入りにチェックすることをおすすめします。