ミラドライは、マイクロ波を照射してアポクリン腺・エクリン腺にアプローチする医療機器を使った治療です。切らずに施術でき、1回の施術で効果が期待できるとされますが、自由診療のため費用は15万〜40万円程度とクリニックによって幅があります。
「手術は怖いけど、根本的にワキガ・多汗症を何とかしたい」という方が調べることの多い治療法が、ミラドライです。このページでは、仕組み・効果・費用相場・ダウンタイム・クリニック選びのポイントを整理しました。
他の対策と比較してから検討したい方は 治し方・対策比較ガイド をご覧ください。
ミラドライとは?仕組みを解説

ミラドライは、アメリカのMiramar Labs社が開発した医療機器で、マイクロ波(電磁波)を皮膚の奥にあるアポクリン腺・エクリン腺に照射し、汗腺そのものにアプローチする治療法です。2012年に米国FDA(食品医薬品局)の承認を取得し、日本でも2018年に厚生労働省の薬事承認を受けています。切開を伴わないため「切らない治療」と呼ばれ、ワキガ(腋臭症)と多汗症の両方にアプローチできる点が特徴です。
ミラドライのメリット・デメリット

メリット
- 切らずに施術できる
- 1回の施術で効果が期待できるとされる
- 手術に比べてダウンタイムが比較的短い
- ワキガ・多汗症の両方に医療的なアプローチができる
デメリット
- 自由診療のため費用が高額になりやすい
- 施術後に腫れや内出血、むくみが出ることがある
- 効果には個人差があり、必ずしも1回ですべての人が満足する結果になるとは限らない
- 皮膚の薄い部分や毛量によっては熱傷などのリスクに配慮が必要とされる
3. 費用相場

ミラドライは健康保険が適用されない自由診療のため、費用はクリニックが自由に設定しており、施術内容や麻酔方法、保証制度の有無によっても差があります。一般的な相場としては、1回あたり15万円〜40万円程度が目安とされ、症例数の多いクリニックや保証制度が充実したクリニックでは25万円〜35万円程度になることも珍しくありません。同じミラドライでも医療機関によって費用に幅があるため、事前に複数のクリニックで料金体系を確認することをおすすめします。
※ 費用相場は本記事作成時点(2026年7月)の一般的な情報をもとにしています。最新の料金は各クリニックに直接ご確認ください。
4. ダウンタイム・施術の流れ

施術当日は局所麻酔を行ったうえでマイクロ波を照射します。施術後は腫れやむくみ、内出血が出ることがあり、数日から1〜2週間程度かけて徐々に落ち着いていくのが一般的とされています。仕事や学校を数日休む必要があるかどうかは症状や個人差、クリニックの説明によって異なるため、事前にダウンタイムの目安をしっかり確認しておくと安心です。
5. ミラドライの口コミ

ミラドライに関する口コミでは、「汗の量が明らかに減った」「1回の施術で効果を感じられた」といった声がある一方、「思ったより腫れが続いた」「効果の実感には個人差があった」といった声も見られます。効果や副作用の感じ方には個人差が大きいため、口コミはあくまで参考程度にとどめ、カウンセリングで自分の症状・体質に合った説明を受けることが大切です。
6. クリニック選びのポイント

- 症例数・実績が公開されているか
- カウンセリングで効果・リスク・ダウンタイムについて十分な説明があるか
- 施術後の保証制度(再照射など)が用意されているか
- 料金体系が明確で、追加費用の有無が事前にわかるか
- 医師・スタッフが施術内容について丁寧に説明してくれるか
ミラドライ以外の選択肢も比較したい方は 治し方・対策比較ガイド で、ボトックスや手術との違いも確認してみてください。
7. ミラドライが向いている人・向いていない人

向いている人:手術による切開に抵抗がある人/ワキガ・多汗症の両方に医療的なアプローチをしたい人/ダウンタイムをなるべく短くしたい人
向いていない人(要相談):費用をなるべく抑えたい人(保険適用の治療を先に検討したい場合)/皮膚の状態によって医師から施術を推奨されない場合
自分がどちらに近いか迷う場合は、まず セルフチェック診断 で悩みのタイプを整理してから、クリニックのカウンセリングを受けるという順番もおすすめです。
よくある質問(FAQ)
ミラドライは何回受ければいいですか?
1回の施術で効果が期待できるとされていますが、汗の量や体質によっては複数回の施術を提案されることもあります。カウンセリングで自分の症状に合った回数を確認してください。
ミラドライの効果はどのくらい持続しますか?
アポクリン腺・エクリン腺そのものにアプローチする治療のため、他の医療的な選択肢(ボトックスなど)に比べて効果の持続性は高いとされていますが、個人差があります。
ミラドライは保険適用になりますか?
ミラドライは自由診療のため、健康保険は適用されません。費用は全額自己負担となり、クリニックによって料金が異なります。
ミラドライとボトックス、どちらがいいですか?
ボトックスは注射による一時的な発汗抑制で数ヶ月〜半年ごとの施術が必要とされるのに対し、ミラドライは汗腺そのものにアプローチするため効果の持続性が高いとされています。費用・ダウンタイム・希望する効果の持続期間から、医師と相談して選ぶのがおすすめです。
ミラドライに痛みはありますか?
施術時は局所麻酔を行うため、施術中の強い痛みは感じにくいとされていますが、麻酔が切れた後に痛みや腫れを感じることがあります。痛みの感じ方には個人差があるため、事前にクリニックで説明を受けておくと安心です。
まとめ|ミラドライは「切らずに根本的な対策をしたい人」の選択肢

ミラドライは、切らずにアポクリン腺・エクリン腺にアプローチできる医療機器での治療で、ワキガ・多汗症の両方に対応できる点が特徴です。一方で自由診療のため費用が高額になりやすく、効果や副作用には個人差があります。他の対策と比較したうえで、複数のクリニックでカウンセリングを受けてから検討することをおすすめします。
参考文献・出典
- 米国FDA(Miramar Labs社miraDry機器の承認情報、2012年)
- 厚生労働省 薬事承認情報(2018年、原発性腋窩多汗症治療機器として)
- 日本皮膚科学会「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」:https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/takansho2023.pdf
免責事項 本記事は編集部が公開情報をもとに作成したものであり、医師の監修を受けたものではありません。費用相場は本記事作成時点の一般的な情報であり、実際の料金は各クリニックに直接ご確認ください。効果・副作用には個人差があります。施術を検討する際は、必ず医師のカウンセリングを受けたうえでご判断ください。


