大根おろし汁は危険?飲むべき?効能と気を付けたい食べ方を解説
栄養や効能があり、捨てるのはもったいない大根おろしの汁ですが、状況によっては危険で体に悪いことも。大根おろし汁により怖い目に遭った実体験を基に、大根おろしの汁を飲む危険性と食べ方の注意点や効能をまとめました。
大根おろし汁は取扱注意
大根をおろして出た汁は捨てる?飲む?料理に使う?
大根おろしの汁を飲むことや活用にメリットもありますが、摂り方は注意が必要です。実際に大根おろし汁を飲んで危険性を感じた恐ろしい体験したからこそ、声を大にして伝えたいことがあります。
これまでの大根おろしと汁の取り扱い
私は大根をおろすときはボールにザルを乗せて、大根おろしと汁を分けています。
「大根おろしの汁は体に良いから捨てない」というのがわが家の暗黙のルール。しかし、私はどうも汁に浸かった大根おろしが苦手・・・
大根おろし自体は好きなので、邪魔な汁を捨てずに処理する方法を考えてたどり着いたのが「大根おろし汁を飲む」。
「そんな気持ち悪いことしないで」と友人に言われたものの、大根おろしの汁は喉に良く、量も多くないので飲むのは苦でもありませんでした。そんなに汁が嫌なら捨てればよいだけの話ではあります。
これまでは、大根のおろし汁を飲むことで危険を感じたことや体に悪い影響が出たこともなかったのですが・・・
大根おろし汁の危険性を身をもって知った事件
夕食の焼魚に添えるため、いつものように大根をおろし、汁を飲みました。
すると急に胃がムカムカし始めて激しい吐き気に襲われ、気持ち悪すぎて立っていられなくなり、何が起こったのかわからずパニック状態に。深呼吸したり、水を飲んだり、のたうち回ったり・・・
「空腹時に大根おろし汁を飲んで意識を失った人がいた」というニュースを発見。空腹が原因と理解したので、吐き気を我慢して、食べ物を口に押し込んだところ、あっという間に治まりました。
結局のところ大根おろしの汁は空腹時で飲むと危険で体に悪いということに尽きるのですが、なぜそんなことになるのか原因を調べました。
※汁だけでなく大根おろし自体も空腹時にいきなり食べるのは危険。
大根おろし汁を空腹時に飲むのがダメな理由
大根に含まれているジアスターゼという酵素と、辛味成分であるイソチオシアネートは空腹の胃を強く刺激すると血圧が低下して貧血のような症状を起こすことがあります。迷走神経反射というんだとか。
消化活動が活発化すると胃液が発生しやすくなり、空腹だと胃酸が過剰に出て胃壁を傷めることが胃のムカムカの原因になり、吐き気を感じることもあるので、今回はこちらが該当すると思います。
しかし、正しく摂取、使用すると便利な側面もあります。
大根おろし汁の効能
美肌
殺菌成分であるイソチオシアネートが含まれているので、ニキビや吹き出物対策として洗顔後の化粧水の代わりに使うと効果的なんだとか。本でも言及されていますね。
エイジングケア1も期待できます。ただし、イソチオシアネートは大根をおろしてから15分程度で消えてしまう成分なので、おろしたての汁を使うことが重要です。大根おろし汁の主成分である「消化酵素」は熱に弱いのでそのまま使いましょう。
消化促進
大根おろし汁には消化活動を活発にする成分を含んでいるので、二日酔いや胃もたれの時にもおすすめです。便秘にお悩みの方にも。
風邪予防
喉が痛い時に水でおろし汁を薄めてうがいをしたり、汁にはちみつを加えて飲むと良いようです。私も風邪予防や改善を期待して今まで飲んでいました。
スジの多い硬い肉を柔らかくする
大根のおろし汁に硬い肉を漬け込むとタンパク質や脂質を分解して柔らかくなります。これは実践している人も多いようで、お肉を柔らかくする方法として様々な記事で取り上げられています。
まとめ
大根おろし汁は、それ自体が毒や危険、体に悪いわけではなく、むしろ、美容や健康によい効果が期待できる優れたものです。しかし、空腹時に飲むと危険な状態に陥る可能性があるため、避けることを全力でおすすめします。
- 年齢に応じたケア ↩︎