ティーツリーの使用経験と注意点

ティーツリーオイルの主な効果
本題に入る前に、ティーツリーオイルにどんな効果が期待できるのかを先にまとめておきます。
- 抗菌・抗ウイルス作用:雑菌の繁殖を抑え、ニキビや虫刺され、水虫などの肌トラブルに使われる
- 抗炎症作用:湿疹やかゆみ、皮膚炎による炎症をやわらげる
- 免疫調整作用:花粉症やインフルエンザが流行る時期の体調管理に使われることがある
- 消臭・リフレッシュ効果:空気の浄化や洗濯物の消臭など、暮らしの中でも幅広く使える
ここからは、実際に長引く皮膚炎に悩んでいた私自身の体験と、使い方の注意点を詳しく紹介します。
皮膚炎に市販の薬や病院で処方された薬を長いこと使っているのに、ちっとも効果がなく肌トラブルが治らないことはありませんか?
そろそろ治るかと思ったらまた悪化するなどを繰り返して慢性化してしまったり。
マスク生活での肌荒れやニキビ、ストレスによる湿疹、かゆみ、暑くなると、あせもなど様々な皮膚炎に悩まされているという話もよく聞きます。
今回は自分の体験談も交えながら、私の体質を踏まえた上でのティーツリーの皮膚炎への使い方・効果・犬に使えるかについてお話します。
私の体質による皮膚炎との関わり

幼少期の血だらけ状態
アトピー(アレルギー性皮膚炎)の症状がひどく、特にひどかったのは顔や腕の内側(ひじの内側)や膝の裏。湿疹で荒れているというより過度の乾燥でかゆくてボリボリかいてしまうため、血だらけでした。
かゆくて集中できなかったり、イライラしたり、周りから汚いと言われて悲しくなったり。
定期的に薬をもらいに小児科へ行っていましたが、最初はかゆみが治まった気がしていても、続けているともはやおさまる様子もなし。
成人以降の安定期
年齢とともに肌が強くなったのか特別何かをするでもなく徐々に症状は治まってきました。季節の変わり目や疲れがたまると皮膚炎が発生したりかゆくなったりはありましたが、それも一時的。
そんな中出会ったのが漢方でした。
友人は漢方で幼少期のアトピーを治したと聞いたので使ってみると即効性はありませんが、季節の変わり目に必ず起こった皮膚炎が軽減しました。明らかな疲労によるヘルペス以外に悩まされることもなくなり、アトピーで汚かった肌を知らない人にまで肌がきれいと褒められるまでになりました。
皮膚炎再発
また再び年齢や環境の変化からか、今度はこれまで湿疹など出たことのなかった背中やふともも、すね、腰などなぞの部分に湿疹が出てきたのです。
これが、かゆい時と全然かゆくはない時とある。
皮膚科へ行き、ステロイド剤と保湿剤をもらって塗り続けたところ、最初は確かに効いているような気がしていましたが、徐々に肌が慣れてその薬では効かなくなりました。
かゆくもない湿疹もなんだか目障りで触ってしまったり、触っていないはずが急にかゆみを発したり、とにかくいつまでも居候されていると不都合が生じるわけです。
ティーツリーの効果・効能

ティーツリーは抗菌・抗ウイルス・抗炎症・免疫調整作用があり、かゆみを抑える効能・気管支系の痛みや炎症をやわらげる効果も期待できます。
花粉症やインフルエンザの予防からニキビ、虫刺され、足水虫などの肌トラブル、うがい薬や女性のお悩みに多いカンジダ菌などのデリケートゾーンの不調など、使える症状は様々です。
空気の浄化・掃除や洗濯・消臭・リフレッシュなどいろいろな場面で使うことができる万能な精油。
通常は、湿疹や皮膚炎にステロイド剤や抗生物質を使いますが、かゆみがひどい場合には、抗ヒスタミン剤を使用します。
参考:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/09_shisshin/index2.html
かゆみとは?
かゆみの主な原因はヒスタミンという物質です。異物への反応や皮膚の修復を助ける一方で、神経を刺激してかゆみを引き起こします。
しかし、かゆみの原因はヒスタミンだけではありません。年齢とともに皮脂が減少し、皮膚が乾燥してバリアが乱れると、異物が侵入しやすくなり、神経が皮膚表面に広がり、乾燥によるかゆみが生じます。
ティーツリーでの治療
花粉症の時期から気になっていたティーツリー(tea tree)オイルを試してみました。
ティートゥリーともティートリーとも読むようですね。
ティーツリーの皮膚炎ケアへの使い方
普段使っている化粧水にティーツリーオイルを1滴たらして患部に塗るだけ。
ティーツリーオイルは天然で混ざりものの無い精油を選ぶことをおすすめします。
直接肌につけると刺激が強すぎるので、化粧水でも水でも薄めてから使用しましょう。
ティーツリーを使用した結果
半信半疑ながらやってみると、初日に赤く湿疹になっていたぶつぶつが徐々に消えました。そこから徐々に赤みが消え、茶色くなって皮が剥けて完治。日数にすると2週間程度でした。
濃度を濃くするともっと早く治ると言ってる人もいますが、ティーツリーオイルだけつけたり濃度が濃すぎると乾燥しすぎてしまうので個人的には無理はしない方が良いように思います。
人によっては塗って少々の間は一気にかゆみが発生するのでその間は我慢が必要です。そのかゆみ時期が過ぎると効果が出てくると言っている人もいます。
私は特にかゆみは感じず、ひんやりした感じで気持ちが良かったです。ニオイは少々強烈でメンソール(メントール)の香りに近いと思います。
ティーツリー使用時の注意点
人が精油を使う場面でも、犬猫が液に触れたり、容器を倒したり、舐めたりできないよう保管・使用場所を管理してください。塗布と室内での芳香は曝露の仕方が異なり、動物の体調や製品、使用環境も関係するため、「近くにいなければ安全」とは判断しません。
特定の4成分だけを避ければ猫に安全、という説明はできません。ASPCAは犬猫への精油の直接塗布を避けるよう案内しています。呼吸器の病歴などにも配慮が必要なため、同居する犬猫がいる場合の使用は獣医師に確認してください。
犬猫が精油を舐めた、被毛や皮膚に付いたなどの場合は、自己判断で経過を見ず、製品名や濃度、曝露の状況を動物病院に伝えて相談してください。
ティーツリーを使った化粧品
最近はティーツリーの入った保湿クリームなど化粧品も色々販売されていますね。
自分でオイルを化粧水に混ぜなくても、手っ取り早く使えます。
犬の光線療法についての記録
犬の皮膚トラブルで光線療法を試した記録は、ウエスティの皮膚トラブルと受診・ケアの記録にまとめています。
まとめ

この記事には人が使用した過去の経験を掲載していますが、個人の経過から治療効果や安全性を判断することはできません。犬猫への精油や自作希釈液の塗布はおすすめしません。
ASPCAは、精油の濃度・配合・品質にばらつきがあるため、ペットに直接塗布しないよう案内しています。薄めたり、舐めさせないようにしたりするだけで安全になるとは判断できません。皮膚や陰部のトラブルは動物病院に相談してください。
ASPCAの精油に関する注意喚起と、100%ティーツリーオイル曝露後の犬猫443例を調べた原著論文を確認しました。この研究を、自作希釈液の安全な濃度を示す資料として扱うことはできません。(資料確認:2026年10月18日)
よくある質問
効果はどのくらいで実感できますか?
この記録から、治るまでの期間や濃度と効果の関係は確認できません。症状や部位によって必要な診療は異なるため、自己判断で精油の濃度を上げたり、治療の代わりに使ったりしないでください。
犬に使っても大丈夫ですか?
精油や自作希釈液を犬に塗ることはおすすめしません。犬用として配合・表示された製品と、自分で薄めた精油は分けて考える必要があります。精油を舐めた、体に付いたなどの曝露があった場合は、商品名や濃度、量、時刻を伝えて動物病院に相談してください。
猫にも使えますか?
猫にも精油や自作希釈液を塗らないでください。ASPCAは犬と猫の両方について、濃縮精油の皮膚への付着や摂取による健康被害に注意を促しています。猫が触れたり舐めたりできない場所に保管し、曝露した場合は動物病院へ相談してください。
敏感肌でも使えますか?
100%精油の原液は刺激が強いため、いきなり肌に直接つけず、化粧水や水でしっかり薄めてから、目立たない部分でパッチテストをしてから使用しましょう。




